まずはこれを聴け!ラジオ界のトップ番組『月曜JUNK 伊集院光深夜の馬鹿力』とは?番組と特徴を紹介

深夜の馬鹿力 ラジオ番組
画像出典:https://www.tbsradio.jp/ijuin/

「伊集院光さんについて、あなたはどう思いますか?」
街頭インタビューでこんな質問をするとおそらく、「知的」「クイズが得意」などの回答が大半を占めると思います。

「テレビタレント 伊集院光」は、『クイズプレゼンバラエティー Qさま‼︎』では「ヒラメキの天才」として難問を見事に解き、『100de名著』では司会をつとめるなど、マルチに活躍しています。

しかし、伊集院さんを語る上で欠かせないものがあります……それはラジオ
伊集院さんはラジオの仕事に特に力を入れていて、TBSラジオで2本の番組を担当しています。

今回は、そのうちの1本である『月曜JUNK 伊集院光深夜の馬鹿力』を紹介します。
「ラジオパーソナリティー 伊集院光」の魅力を是非ご覧あれ!

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『月曜JUNK 伊集院光深夜の馬鹿力』の歴史

『オールナイトニッポン』の2部を担当し、ラジオ界にその名を轟かせていた伊集院さんですが、ニッポン放送のスタッフと揉め同局を出入り禁止になります。
その後、TBSラジオに引き抜かれる形で番組を持つことになります。

1995年、TBSラジオの深夜枠『UP‘S』で『伊集院光のUP‘S 深夜の馬鹿力』の放送が開始されました。
その後、『UP’S』の枠は2000年に終了しましたが、根強いファンが多く番組は『伊集院光 深夜の馬鹿力』と名を変え継続。
2002年に深夜枠『JUNK』が誕生し、現在の『月曜JUNK 伊集院光深夜の馬鹿力』になりました。

『深夜の馬鹿力』は月曜日の深夜1時~3時にオンエアしています。
この番組は当初から生放送にこだわっていて、リアルタイムで伊集院さんの思考に触れることができます。
本放送を視聴できない方は、ラジオクラウドやradikoでも視聴可能ですのでお試しください。

 

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『深夜の馬鹿力』の特徴

番組はフリートークのパートとネタコーナーのパートに分かれています。

『深夜の馬鹿力』の醍醐味は伊集院さんのフリートークに凝縮されています。
番組開始と同時に「今週気づいたこと」というテーマでトークが展開されていき、タイトルコールを挟み、そのあと深夜2時を過ぎるまでフリートークが続きます。
基本的にパーソナリティーの伊集院さんの気分次第でトークが進んでいくので、2時間の放送時間全てがフリートークのみの回もあります。

そして、この番組のキーポイントは「笑い声」の存在です。
伊集院さんのトークに呼応するように「ガハハハ」と男性の汚い笑い声が度々聴こえます。
声の主は構成作家の渡辺さんという方で、伊集院さんからは「構成のわたなべくん」と呼ばれています。
この笑い声がいわゆる「誘い笑い」となり、トークの聴きやすさが倍増されているように思います。
残念ながら、2019年9月の放送をもって渡辺さんは卒業することになりましたが、代わりに新しく3名の構成スタッフが加わり、その内の1人が放送ブースに入り「笑い屋」としてトークを盛り立てています。

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『深夜の馬鹿力』のおすすめポイント

伊集院さんの旅行の話

フリートークでは、伊集院さんの全国各地を巡る旅の話が頻繁に登場します。
スタンプラリーを集める旅、地方のバッティングセンターを制覇する旅、プロ野球のキャンプを見に行く旅、などなど。
長距離のサイクリングや延々と続くウォーキングに付き合わされる後輩芸人さんの話や、旅の中で感じたことなど、伊集院さんならではの視点や体験を面白いトークで聴くことができます。

 

独特かつ斬新な切り口

『深夜の馬鹿力』では、伊集院さんの独特な物事の見方や考え方に共感してクスッと笑える場面が多いです。

例えばラグビーW杯期間中の放送回(2190年10月21日)では、ラグビーW杯で世間が盛り上がっている最中、冒頭で「ホットな話として、ラグビーの話をするか、鳩の死骸を成城石井のビニール袋に入れて原宿をずーっと歩いていたハナシをするか」というまさかの切り口。
結局ラグビーの話題に移るのですが、とにかく『鳩の死骸の話』が気になって仕方がなくなるようにリスナーを誘導させる、話の切り口の巧さを聴けました。

またその回では、伊集院さんはラグビーファンについて「にわかファンとビギナーファンは似て非なるもので、にわかファンは尊重しなくても良いが、ビギナーファンを“にわか”と蔑称で呼びラグビーを嫌いにさせるのは駄目」と発言しました。

ラグビーのみならずさまざまなエンターテインメントの世界で『にわかファン』ということに対していろいろな想いを持つ方がいるなか、少し冷めた目で共感したリスナーも多いのではないでしょうか。
自分が「何か居心地が悪いな、違和感あるな」と思うことを、伊集院さんが面白おかしく言語化してくれるので、世の中の風潮に対して疑問を持っている方にとっては最高のラジオ番組です。

 

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まとめ

「気がつくと会社をサボって土手でダンボールを使ってソリ遊びをしていた」
「ロン毛にしたのは、髪を切るのが面倒くさかったから」
「『1年生になったら』の歌詞のように友達ができるなんて絶対無理。とかなり早い段階で悟ってしまった」
引用:番組HPより

なんて方たちの憩いの時間となっているのがこの番組。

公式HPでも『番組スタートから今まで男女の聴取者比はほぼ100:0』なんて語るくらいの振り切った番組です。

「俺って変わった人間なのかな」「学校や会社の人と上手に付き合えない」と悩んでいる人には、”自分を少しだけ肯定してくれるような”そんな優しさに溢れたラジオ番組です。
そして、ちょっとした日常の面白さを感じたい人におすすめの番組です!

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