【チケットが取れない講談師】ラジオ「問わず語りの神田伯山(神田松之丞 問わず語りの松之丞)」って?特徴・おすすめポイントを解説!

神田ラジオ ラジオ番組
画像出典:https://www.tbsradio.jp/edo/

人気講談師の神田松之丞さん。
講談師としての位は二ツ目(前座と真打の間)なのですが、単独公演のチケットは即日完売で、「いま最もチケットが取れない男」と呼ばれています。
2020年2月には異例のスピードでの真打昇進も決まっていて、未来の講談界を背負って立つ存在と言っても過言ではありません。

そんな天才講談師神田松之丞さんにも、唯一と言っていい懸念材料があります。
それは、「性格」です。
決して性格が悪いというわけではないと思うのですが、自身のラジオでは、誰かれ構わずに毒を吐き多くの関係者を敵にまわすなど、破天荒な言動が問題とされることも多いです。しかし、それが松之丞さんの魅力でもあると私は思います。

今回は、松之丞さんがパーソナリティーをつとめるラジオ番組『問わず語りの神田伯山(神田松之丞 問わず語りの松之丞)』を紹介します。

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番組の歴史

『神田松之丞 問わず語りの松之丞』はTBSラジオで2017年に特別番組としてスタートし。
3ヶ月間の期間限定放送のあとに、番組内番組(箱番組)を経て、2018年からは30分番組として継続して放送されています。

2019年4月からは、金曜21時30分〜の放送開始となり、10月からは一部地方のネット局でも放送がスタートしています。(地方局の放送開始時間は異なる)
その他、radikoのタイムフリー機能やアプリ「TBSラジオクラウド」でも視聴が可能です。

番組開始初期には、「スポンサーがいない」とぼやいていた松之丞さん。
現在はなんとスポンサーにフォルクスワーゲンがつきました!

そして、2019年9月には『日本民間放送連盟賞 「ラジオエンターテインメント部門」』において「優秀」を獲得しました。
賞を獲得した放送は、松之丞さんの奥さんの出産の一部始終を、リアルにそして軽妙に語るという内容でした。ラジオからでもその臨場感が伝わってくる松之丞さんの語りは、とても迫力があり、感動を覚えました。

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番組の特徴

「子供の頃、私にとってラジオは大人の本音が聴ける場所でした。今ならネットで本音は溢れていますが、人に届く本音、言葉を選んだ本音を聴けるのは私にとってラジオだけだったと思っております。」

これは、番組冒頭でいつも松之丞さんがおっしゃる言葉です。

この口上のとおり、『問わず語りの神田伯山(問わず語りの松之丞)』は、講談師の神田松之丞さんの本音が詰まった1人喋りスタイルです。

そのほかに、シゲフジさんという方が「笑い屋」として、松之丞さんと一緒に収録ブースにはいり、松之丞さんのトークに合わせていつも爆笑しています。

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面白い(おすすめポイント)

『問わず語りの松之丞』の魅力は、松之丞さんの「言葉を選んだ本音」のトークです。
エピソードをいくつか紹介します。

・松之丞「(立川)志らく師匠の何が良いかって、M―1の審査員になっちゃうとこ。落語家が漫才の審査するのはさ、(立川)談志師匠クラスだったらいいけど、志らく師匠(クラス)でやるってさ、俺だったら出来ないけど・・・」
「立川ボーイズで漫才とかコントとかやってたじゃんって(志らく師匠が)いうけど、あんなの、素人に毛が生えたようなやつだったじゃん。それがM―1の審査員を引き受ける理由にするって超カッコいいと思ってて」
(2018年12月9日放送回)

・正式発表されていない情報を勝手にラジオで言ってしまい、番組を降板させられてしまった松之丞さん。
そのことに関連して、リスナーからメールが届きます。
「松之丞さんの自由な言動をみてると、近いうちにお見かけしなくなりそうで怖い。芸能事務所に所属したほうがいいのでは。その際はタイタン(爆笑問題さんの所属事務所)が良いのでは。」に対し、
松之丞「タイタンじゃ守れねえよ。芸能界知ったようなふざけたメール出しやがって、お前。タイタンで守れるんだったら世話ねえよ。ふざけやがってよ。」
(2018年11月25日 放送回)

その他、爆笑問題の太田さんの発言をいじる、自分の悪口を書いているTwitterを公共の電波で読み上げる、など、過激な言動が目立ちます。

その危うさが神田松之丞さんの魅力でもあり、自分の身を滅ぼす諸刃の剣のようなものでもあると私は思います。
松之丞さんには、「言葉を選んだ本音」を更に磨いてますます活躍してほしいと願っています。

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まとめ(こんな人におすすめ)

『問わず語りの松之丞』は表に出てこない聴取率(radikoなど)が相当高いらしく(松之丞談)、多くの人に聴かれているラジオ番組といえます。

大人になると、本音と建前を上手に使いこなせなければ、社会では生きていけません。
誰もが本音を押し殺して、目の前の課題にぶつかっています。

このラジオが多くの人に聴かれているということは、神田松之丞さんの本音のトークが、リスナー1人1人の本音を代弁してくれていることの証明だと私は思います。

日々本音を抱え込んで我慢している人、最高の話芸を楽しみたい人に特におすすめしたいラジオ番組です。

文字だけでなく是非「生の本音」をお楽しみください!

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